かがやき


書誌情報

タイトル  『かがやき』
著者    馳平啓樹
刊行日   2019年9月9日頃
価格    1600円+税
ISBN  978-4-909758-02-6
判型    四六判(128mm×188mm)/264P
製本    上製
装幀    コバヤシタケシ
装画    高杉千明


内容紹介

2011年に文學界新人賞を受賞し、兼業作家として今まで創作活動を続けてきた馳平啓樹初の作品集。
著者の作品は今まで従事してきた仕事での体験を反映させた作品が多く、今回の作品集も「労働」というテーマでまとめた短編集になります。決して都合の良いことばかりが起こらない、誤魔化しのない労働の日々を描く物語たちが、地道に働く人達に寄り添ってくれる希望になればと願っています。


目次

かがやき
梨の味
クチナシ
きんのじ
あとがき

帯文

人生は悉く「製造業」である!
サンドイッチ、歯車、円筒型の部品、自動車のエンジン、そして子供を「製造」する人々の奇妙な生態。「物」を作り続けるという営みが本来の目的を失って空回りし始める時、そこに燃え上がる意味なき業火を人は如何にして免れ得るのか。魂が、精神が、意味を求めて激しく身悶える。実際の製造業に従事する作者が、実存を懸けて紡ぎ出した悶絶小説の傑作。
吉村萬壱(作家)

著者プロフィール

小説家。1979年大阪府に生まれ、奈良県にて育つ。京都大学法学部卒業。2011年、「きんのじ」で文學界新人賞を受賞し、作家活動を開始。製造業に従事する傍ら、独自の目線で小説を発表し続けている。

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